ストレスと生体反応

 

  ストレスと生体反応

 

ストレスとは、

 1936年にカナダの生理学者ハンス・セリエ博士によって

 イギリスの「ネイチャー」誌に発表された

 「ストレス学説」より用いられるようになった言葉です。

ストレスによって心と身体に変化があります。

 @ショック期

   ショックに適応できない段階です。

   体温低下、血圧低下、血糖値低下、筋肉緊張の低下、血液濃縮、

   記憶力低下、疲労倦怠、不眠などの症状が現れ

   突然のストレスに対処できず、

   気持ちが沈み、落ち込んだ状態です。

 A抵抗期

   ショックによる生体防御反応が高まる段階です。

   体温上昇、血圧上昇、

   血糖値上昇、筋緊張の増加、

   副腎皮質ホルモン分泌増加、など

   ストレスに立ち向かうために気持ちが高ぶり、

   エネルギーを燃焼し、興奮状態になります。

 B疲弊期

   長期間のストレスによって、

   沢山のエネルギーが消耗され、

   体温の低下、胸腺の委縮、リンパ節の委縮、

   副腎皮質の機能低下、胃潰瘍、

   心身の疲労倦怠感、抵抗力の低下、免疫力の低下、

   などによって死にいたることもあります。

 

ストレスとホルモン

 ストレスによって、脳下垂体から

 ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が分泌され

 副腎皮質から副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が分泌されます。

 コルチゾールは、血糖値を上げ、代謝を上げるとともに

 免疫の活動を抑え、

 炎症や痛みを抑えます。

 

ストレスと自律神経

 ストレスによって、

 副腎髄質からアドレナリンとノルアドレナリンが分泌されます。

 ノルアドレナリンは、

 心筋を収縮して心拍数を増加し、

 血管を収縮して血圧を上昇させ、血糖値の上昇、

 消化器の働きを抑制して

 食欲不振、便秘などを起こします。

 エネルギーを燃焼して、基礎代謝を上げ、

 ストレスから心身を守ろうとします。

 

ストレスと不眠

 ストレスによって、

 副腎皮質からコルチゾール、

 副腎髄質からは、アドレナリン、ノルアドレナリン

 の放出によって、

 緊張が高まり、眠りが浅く、熟睡できなくなります。

 

ストレスと性腺

 ストレスが継続すると

 視床下部から

 GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)の分泌が低下し

 脳下垂体から女性ホルモンの

 FSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体化ホルモン)の分泌低下し

 そのため

 卵胞発育低下、プロゲステロン分泌低下などを引き起こします。

 コルチゾール分泌によって

 テストステロン分泌低下し

 精子形成抑制につながります。

 不妊症の原因になります。

 

ストレスと免疫力

 ストレスによって、

 副腎皮質より、大量の副腎皮質ホルモン・コルチゾールが

 血中に放出されます。

 コルチゾールは、免疫活動を担うリンパ球の機能を抑制し

 免疫力を低下させます。、

 ストレスによるコルチゾールの血中濃度上昇は、

 免疫力が低下し、

 風邪やガンなどの病気にかかりやすくなります。

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