〒318-0021 茨城県高萩市安良川293‐88
営業時間 | 午前10時~午後6時 |
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定休日 | 日曜日 ※漢方薬の勉強会出席日 不定休業することがあります。 |
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●無月経とは、3ヶ月以上生理の来ない状態です。
18歳を過ぎても、初潮が来ない『原発性無月経』と
様々な原因により
3ヶ月以上月経が来ない『続発性無月経』があります。
40歳未満で閉経することを、『早発閉経』と言います。
●漢方で女性は、7の倍数で変化するといわれます。
14歳で初潮が来る。
28歳で免疫、ホルモン、基礎代謝、最も良いピークに達する。
42歳でホルモンが減少し、プレ更年期に入る。
49歳で閉経を迎え、更年期に入ります。
●生まれた時、卵巣の中には約200万個の
原始卵胞があります。
約200万個あった原始卵胞は、
思春期には、約30万個に減少します。
1回の月経周期で約1000個の原始卵胞が消滅します。
1日に換算すると約30個〜40個の
原始卵胞が消滅してゆきます。
原始卵胞は、約190日かかって
原始卵胞→発育卵胞→成熟卵胞になり、
排卵を迎えます。
原始卵胞から約160日かかって3次卵胞まで成長し、
月経周期に乗って14日で排卵します。
●一年以上 生理(リンク)が止まり
排卵がない人は、
原子卵胞の状態で成長が止まっていると考えられます。
原始卵胞の状態で発育が止まっている
無月経・無排卵の人が、
卵巣の働きが正常になり、
卵胞が発育し
原始卵胞から成熟卵胞になって、
排卵するまでに
約190日以上かかると考えられます。
そのため
治療には約190日から約1年以上の時間が
必要と思われます。
●原始卵胞の発育が止まり
無排卵・無月経の状態は、
卵巣の働きが停止して
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の
分泌が停止しています。
女性ホルモンは、
若々しい肌や艶のあるう髪をつくり
骨を作り骨粗鬆症を防ぎます。
コレステロールや中性脂肪の分解に関わり
動脈硬化を防いでいます。
女性の心と身体を
美しく 若々しく 健やかに 保つ働きをしています。
卵巣の機能が停止して
女性ホルモンの分泌が止まると、
更年期の様々な症状が現われて
老化が早まります。
●卵子は、生まれた時から年を重ねてゆき、
自身の年齢と同じく、年を重ね老化してゆきます。
35歳から老化が進み
卵子の成長も遅くなり、
排卵も困難になってゆくと考えられています。
●原始卵胞から発育卵胞そして
成熟卵胞になり 排卵するには
約190日以上かかります。
無月経・無排卵の治療には、
7か月から1年以上の時間が必要と考えられます。
●中国の古典「素問・上古天真論」には
『女子は7歳にして腎気盛ん、歯替り髪長ず。
14歳にして天癸至り、任脈通じ、大衝の脈盛ん
月経時を以て下る。ゆえに子あり。』とあります。
女性は、7歳にして新陳代謝が活発になり
歯が生え替り、髪も長くなる。
14歳で、ホルモン分泌が充実して月経が始まり
妊娠することが可能になる。という意味です。
無月経・無排卵に用いる漢方薬は、
その症状によって選びます。
●血虚の無月経
血液不足による無月経です。
貧血、冷え性、低血圧、
元気がない、血色が悪い、疲れやすい、少食、動悸、
息切れ、めまい、などの症状があり、
また、ダイエット、激しいスポーツなどで、
新しい栄養をもった血液が、子宮や卵巣に
十分届かず、女性ホルモンも作れない状態です。
卵巣に栄養が届かず
卵巣の中の卵胞が
原始卵胞→発育卵胞→成熟卵胞に発育できないため
卵子が排卵できない状態です。
子宮内膜に充分栄養が届かず
新しい子宮内膜が増殖できない状態です。
排卵しないので黄体ホルモンが分泌せず
子宮内膜が増殖できず
子宮内膜が剥離しません。
子宮内膜が剥離して排出したものが月経ですから
子宮内膜が剥離して排出しないので
月経(リンク)が来ません。
新しい血液を造り、子宮や卵巣に栄養送り
卵胞を成長させ卵子を排卵に導き
子宮内膜に栄養を送って子宮内膜を増殖させ
ホルモンを整えるために
気血を補います。
●気滞の無月経
ストレス・緊張による無月経です。
ストレス(リンク)、イライラ、不安、
心配、怒り、悲しみ、緊張により
血管が収縮し、血流が悪くなり、
自律神経が緊張します。
自律神経の緊張によって
視床下部の女性ホルモンのバランスが崩れ
生理が止まります。
ストレスを発散し、自律神経の緊張を解きほぐし、
血流を改善し
女性ホルモンのバランスを整え
卵巣や子宮に新しい血液を送ります。
●オ血の無月経
血液の流れが滞る無月経です。
血流が悪く頭痛、肩こり、
経血にレバー状の固まりが混じるタイプです。
血流が悪く 新しい血液 営養を持った血液が
卵巣や子宮に届かなくなるとともに
女性ホルモンの流れが悪くなり
卵巣の中で卵胞の発育が出来ず
排卵できません。
子宮内膜にも栄養が出来ず
子宮内膜が増殖できないために
無月経になります。
●腎虚の無月経
新陳代謝低下、ホルモン作用の低下
卵巣の萎縮や老化による無月経です。
ホルモン剤(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)のピルを用いて
子宮内膜を増殖し
増殖した子宮内膜がはがれて
月経が来ても
卵巣の中で卵胞が発育していないため
成熟卵胞より卵子が排卵していない
無排卵の状態です。
初潮年齢が遅かった、
冷えが強く、低体温、基礎代謝が低い、
排卵誘発剤、ホルモン剤を長く使用した、
手術、出産などで大量の出血をした、
などの症状を持つ人は、
成長・発育・生殖・ホルモンの分泌に関係する
漢方で言う腎の働きが低下した
腎虚(リンク)の状態です。
新陳代謝を活発にし、
基礎代謝をあげ、免疫力をあげ、
身体をあたため、新しい血液を造り
卵巣に栄養を流します。
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