● 寝ている時、身体が冷える時、
激しいスポーツの後、水泳のとき、
などに突然、足がつり痛みを感じます。
ミネラル不足による筋肉の異常収縮と言われます。
●漢方では、
食べ物が脾より吸収され、気、血、津液が作られ、
その気、血、津液が身体のすみずみに流れ、
その一部が、骨、筋肉、スジにながれ、
筋肉や筋が伸縮して身体が動きます。
その気、血、津液が骨、筋肉、スジにとどかない時、
気、血、津液、が不足した時、
スポーツや激しい運動で、気、血、津液、を消耗した時、
足の引きつりを生じます。
●漢方では、
外因としては、寒邪
内因としては、陰血不足によって
経絡不通になり
筋脈に気血が廻らず痛みが発生します。
その他、肝腎両虚、久病、オ血、飲酒などが
原因となります。
筋肉やスジを温め
栄養を持った新しい血液を作り出し
筋肉やスジに新しい血液を流して
筋肉やスジの痙攣を予防します。
●漢方薬の紹介
●気血不足には、
気、血、を作り出し、筋肉、スジに栄養を与え、
足の引きつりを改善するために
気血を補います。
●漢方薬の紹介
●貧血 冷え性の血虚には、
身体を温めて、気、血を作り出し、
筋肉や筋に栄養を流して、
足の引きつりを
改善するために
風・寒・湿を取り除きながら、
気血を補います。
●陰虚の足の引きつり
スポーツや激しい運動でたくさんの汗をかき、
筋肉や筋に潤いを与える津液が消耗して
足が引きつります。
津液を消耗して足がつる時には、
筋肉、スジの細胞に潤いを与え、足の引きつりを
改善するために
補陰補気剤を用います。
●漢方薬の紹介
血流が悪いオ血
血流が悪く、気、血、津液が、
骨、筋肉、スジに届かないために足がつる時、
血液の流れを改善するために
活血剤を用います。
●漢方薬の紹介
●老化による足の引きつり
腎は骨を主る
という言葉があります。
老化によって、筋と骨が弱り
肝腎両虚(かんじんりょうきょ)によって
筋と骨がやせ細って
足が引きつります。
肝腎を補って筋と骨を丈夫にして
足の引きつりを改善します。
●漢方薬の紹介
杞菊地黄丸