子宮筋腫と漢方薬

 

 子宮筋腫  

 

子宮筋腫は、婦人科にみられる、

 最も多い良性腫瘍です。

 また、

 子宮内膜症(リンク)、

 卵巣嚢腫(リンク)、

 チョコレート膿腫(リンク)、

 などを併発していることもあります。

 子宮筋腫は、

 卵胞ホルモンのエストロゲンによって増大する

 エストロゲン依頼性疾患と考えられています。

 そのため女性ホルモンの分泌が盛んな

 30歳〜40歳代に多く発症しますが

 近年、成熟が早くなり

 20歳代でも多発するようになりました。

 

 平均発症率 約20〜40%

 不妊率 約30〜40% 

 20歳代に発症し、30歳代〜50歳代に

 自覚症状が現われます。

 発症部位は、

 子宮体部約95%、子宮頚部約5%で、

 まれに子宮膣部に発生します。

 悪性化することは0.5%以下です。

 子宮筋腫の60%〜70%が多発性です。

 子宮筋腫の20%が、

 子宮内膜症を併発しています。

 生理で体質がわかります。(リンク) 

 

 子宮は、平滑筋と呼ばれる筋肉で構成され、

 この筋組織の中にできる結節が、子宮筋腫です。

 筋腫は、次の種類に分けられます。

 

子宮筋腫の症状

 ●月経痛(リンク)、

  腰痛、腰背痛、性交痛

  などの痛みがあります。

 ●過多月経(リンク)・過長月経で

  貧血(リンク)、めまい、息切れ、

  動悸、不妊(リンク)、流産

  などの症状があります。

 ●帯下の異常

  水様性帯下、膿血帯下などが現れます。

 ●排便困難、排尿困難、便秘、頻尿などの時

  圧迫症状が現れます。

 

子宮筋腫発症の原因

 ストレス(リンク)、イライラ、緊張、憂うつの

 肝気鬱結(かんきうっけつ)

 免疫力の低下、免疫の異常、基礎代謝低下の

 腎陽虚(じんようきょ)

 胃腸虚弱、肥満体質などの

 脾気虚(ひききょ)

 貧血、冷え性(リンク)などの

 気血両虚(きけつりょうきょ)

 などの原因により

 血流が悪いオ血と 

 水分の代謝が悪い痰湿が生じて

 子宮筋腫が発症します。

 免疫力が低下し、基礎代謝が低下し、

 女性ホルモンのバランスが乱れ、

 老化が始まる年齢 

 35歳から発症率が増大します。

 

不妊と子宮筋腫の関係

 1、排卵障害

 2、子宮内腔の変形

 3、子宮内膜組織の異変(リンク)

 4、子宮内分泌機能の失調

 5、子宮筋の活動異常

 6、子宮筋層・内膜の循環機能異常

 以上によって不妊の原因になります。

  

漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ):

 約20〜30% 

 子宮の外側にできている筋腫で、

 大きくなると、

 腹部に固まりを感じ、

 圧迫症状の、

 便秘、排便困難、頻尿、腰痛、尿道や腎うの積水、

 などの症状が現れます。 

 妊娠出産に妨げになる事が少ない筋腫です。

 有茎性漿膜筋腫の茎がねじれる茎捻転になると

 激しい痛みになります。

 

筋層内筋腫(きんそうないきんしゅ):

 約70%

 筋腫が子宮筋の内層にできていて、

 自覚症状が少なく、

 筋腫が大きくなると、

 月経痛、頻発月経、月経過多、貧血

 などの症状が現れます。 

 不妊や流産の原因になることがあります。

 

粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ):

 約10%

 月経過多、月経痛、不正出血(リンク)、

 下腹部痛、水様性帯下、 

 子宮の内側の粘膜にできていて、

 痛みが強く出血が多量にあり、貧血になります。

 不妊や流産の原因になります。

 子宮粘膜に茎をもった有茎性粘膜下筋腫が

 子宮の外に飛び出すと

 出血が多くなり筋腫分娩の状態になります。 

 

漢方で筋腫は、

 オ血と痰湿とがまじりあった状態と考えます。

 原因の始まりに、

 免疫力が落ちた、気虚・腎虚の体質があります。

 気虚・腎虚の体質によって、 

 血流が悪いオ血の状態と、

 水分の代謝が悪い痰湿の状態が生じます。

 生理(リンク)の時に集まった血液が

 子宮内膜の血管に残り、

 子宮内膜の壊れた細胞が、

 月経血として外に出ないで残ることによって

 子宮内膜の基底層の毛細血管に古い血液が残り

 血液がうっ血します。

 子宮筋層の血管にも血液が滞り、

 水分の代謝が悪くなり、

 細胞にいらない水分が溜まり、

 オ血と痰湿が混じって、 

 子宮筋腫が発症します。

 月経のたびに筋腫に血液と水分が残り 大きく育ち 

 子宮筋腫が成長すると考えます。

 

 子宮筋腫の症状としては、

 強い生理痛、月経過多、

 経血にレバー状の塊が混じる、

 不正出血、貧血、癒着、動悸、息切れ、帯下、

 下腹部痛、腰痛、股間痛、

 不妊症、頻尿、便秘、性交痛

 などが現れます。

 

 血流が悪くポリープや筋腫が出来やすい人は、

 肌にも現れます。

 しみ、そばかす、あざ、黒ずみ、

 しこり、内出血、サメ肌、 が多く現れます。

 子宮筋腫が大きくなると、

 出血の量が多くなり、貧血になります。

 心も不安、不眠、動悸などを生じ

 気持ちが沈みがちになります。

 

     IMG_0680bb.jpg

 

新しい血液を作り、身体を温め、

 子宮に新しい栄養の血液を送り

 女性ホルモンの働きを促し 整え

 新しい子宮内膜を作り出し 

 体調を整えるために

 出血による貧血を改善するために 

 補血作用(ほけつさよう)の

 養血調経作用(ようけつちょうけいさよう)の 

 漢方薬を用います。

 

 筋腫の血管から血液が漏れて

 月経過多や不正出血を起こします。

 血流を改善し、

 筋腫の中に溜まった血液を流し、

 筋腫を小さくし、

 壊れた血管を修復し

 出血を止めるために

 活血止血剤を用います。

 オリエンタルハーブティを加えます。

 

 免疫力を上げ

 子宮筋腫に溜った、いらない水分を

 代謝して筋腫を小さくするために

 補気補腎剤利水消腫剤用います。

 オリエンタルハーブティを加えます。

 

子宮筋腫の改善のための漢方の用い方は、

 新しい血液を作り

 血流を改善して筋腫を小さくし

 壊れた血管を修復して出血を改善し、

 筋腫に溜ったいらない水分を代謝し

 子宮と筋腫の炎症を鎮め 

 筋腫を小さくするために

 養血調経剤+活血止血剤+補腎剤+利水消腫剤 

 子宮筋腫治療の基本になります。

 

 子宮筋腫の血流を改善し

 正常な皮膚粘膜を再生し、

 正常な皮膚粘膜を守り

 癒着の部分を改善して 

 痛みを和らげるために

 抗炎生肌剤を用います。

 オリエンタルハーブティを加えます。

 

 冷えが強く、胃腸が弱く

 子宮内膜の基底層の血管から血液が漏れ出て

 月経血の量が多く 貧血のタイプには

 胃腸の働きを補い、新しい血液を作り

 血管の壁を丈夫にし

 子宮内膜の基底層の血管から、

 血液が漏れ出るのを改善するために 

 気血双補(きけつそうほ)作用の 

 漢方薬を加えます。

 免疫力を高め、免疫力を調節するために

 補気健脾剤、利水消腫剤、補腎剤を加えます。

 オリエンタルハーブティを加えます。

 

オリエンタルハーブティーの紹介

  田七人参茶(リンク)

  シベリア霊芝茶(リンク)

  紅沙棘(リンク)

  星火霊芝宝(リンク)

                    

IMG_0748cc.jpg