●掌蹠膿疱症とは、
手のひら と 足の裏に
小さな膿泡(水泡や黄色い膿泡)が多発して
赤く炎症し 手のひらと足の裏の皮膚が損傷し、
皮膚が厚く固くなり、角質化し、増殖してゆきます。
水泡、膿泡の中には、白血球がみられます。
膿泡ができ 赤く炎症して 皮膚が壊れて 固くなる
ことを繰り返します。
爪も変形してゆきます。
●掌蹠膿疱症は、
漢方で、
熱毒(ねつどく)、血熱(けつねつ)、湿熱(しつねつ)
と考えます。
炎症を漢方では、熱と考えます。
掌蹠膿疱症の炎症を鎮める
清熱解毒作用(せいねつげどくさよう)
の漢方薬を用います。
壊れた皮膚粘膜の下に
新しい皮膚粘膜に作り出すために
補陰剤を用います。
皮膚に潤いを与えて 炎症を鎮め
抗炎生肌剤を用います。
新しい皮膚粘膜を作り出すのを助けます。
●食養生では、
血熱、湿熱、熱毒とは、慢性の皮膚の炎症です。
炎症を悪化させる食べ物
お酒、たばこ、甘い食べ物(チョコレート)、
スパイス 香辛料の多い食べ物
(にんにく、トウガラシ、カレー、コショウ、生姜、サンショウ)
油っこい食べ物(焼肉、てんぷら、唐揚げ)
を控え、
緑黄色の野菜を多めに取り、
早寝 早起き、適度な運動をお勧めします。