突発性難聴

 

  突発性難聴

            

突発性難聴は、ある日突然耳が聞こえなくなり、

 難聴とともに、耳鳴り(鐘の音・雷の音・海の音)や

 音が異常に聞こえて、

 著しければ聴力が完全に消失することもあります。

 

突発性難聴は、

 ストレス、緊張、抑うつ、がピークに達した時、

 身体が、強いストレス、緊張に耐えられず

 爆発した時に、現れると考えられます。

 心の奥底に

 不安・心配・悲しみ・怒り・緊張が

 潜んでいます。

 

漢方に、『肝(かん)は疏泄(そせつ)をつかさどる』

 という言葉があります。

 肝とは、自律神経(リンク)の働きと深い関係があります。

 肝が、自律神経の働きをコントロールし、身体全体の働きを、

 調節しているということです。

 肝の働きが、ストレスや緊張で乱れると、

 自律神経の緊張が高まり、突発性難聴が発症します。

 

ストレス、緊張がたまり、肩こり、イライラ、頭痛、目の疲れ、

 などが現われ、肝気鬱結(かんきうっけつ)になります。

 ストレスを発散し、緊張を解きほぐし

 難聴を改善するために、疏肝理気剤を用います。

 

長期的なストレス、緊張がピークに達し、爆発し

 肝のエネルギーが火(興奮状態)に変化し、

 肝火上炎(かんかじょうえん) となります。

 強い自律神経の緊張を解きほぐし、気持ちの高ぶりを鎮め

 突発性難聴を改善するための漢方薬を用います。

 

肝(かん)の自律神経の緊張が続き、

 慢性化すると

 免疫力が低下し、ホルモンの働きが弱り、

 新陳代謝が下がり、

 腎(じん)の働きが弱り

 肝の働きとともに、腎が弱る

 肝腎陰虚(かんじんいんきょ)になります。

 自律神経の緊張を解きほぐし、

 新陳代謝を活発にし、免疫力を高め

 突発性難聴を改善する漢方薬を用います。

 

漢方に、『気滞血オ』(きたいけつお)という言葉があります。

 緊張で気の流れが滞ると、血の流れも悪くなるという意味です。

 自律神経の緊張が続くと身体が固まり

 血管が収縮し、血流が悪くなるオ血(おけつ)になります。

 血管を広げ、血液を流し、突発性難聴を改善するために

 活血化剤を加えて用います。

 

身体にいらない水分、体に害をなす水分を

 痰飲(たんいん)、痰湿(たんしつ)と言います。

 痰飲、痰湿がたまり、耳のリンパ液が増加すると

 耳がふさがった感じ、めまい、メニエール、頭重、嘔吐、

 難聴、耳鳴りが生じます。

 痰飲、痰湿を取り除き、めまい、メニエール、耳鳴り、難聴を

 改善する漢方薬を用います。

 痰飲、痰湿に熱がたまり、口が苦い、舌苔が黄色く厚い、

 痰熱(たんねつ)になります。

 痰熱を取り除く漢方薬を用います。

 

 

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