●のどの詰まり のどのつかえ があって
飲み込もうとしても飲み込めず、吐き出そうとして
とれない。
のどに異物が詰まっている感じ。
検査では異常がなくても、のどが絞められる感じがする。
みぞおちが張って苦しい。
のどの閉塞感があって、すっきりしない。
このような症状を、漢方では
梅核気(ばいかくき)、
痰気鬱結(たんきうっけつ)と言います。
●痰気鬱結の痞え
緊張、ストレスが続き、自律神経の働きが乱れ
のど、気管支、食道などの平滑筋が収縮し
のどに痰が絡みついて、
のどが詰まった、閉塞感をおぼえます。
のどの詰まった閉塞感と
のどについている痰を取り除くために
ストレスを発散し、緊張を解きほぐすために
疏肝理気剤を用います。
●脾気虚の痞え
胃腸の働きが弱い脾気虚の状態で、
消化吸収の脾が弱ると痰が生じる
脾虚生痰(ひきょせいたん)という言葉があります。
ストレスを発散し、緊張を和らげる
健胃化痰剤・理気剤を用います。
●肺気虚の痞え
鼻、のど、気管支、肺の働きが弱り、
呼吸器系の免疫力が落ち
鼻、のど、気管支、肺の粘膜の細胞に
いらない水分がたまり
いらない水分(痰飲)がにじみ出て、
のどにつき痰になり
気管支が収縮して、
のどが詰まった感じになります。
呼吸器系の粘膜に溜まった水分を代謝する
補気剤を用います。
ストレスを発散し、緊張を解きほぐす
補腎安神剤を用います。
●痰熱の痞え
黄色い粘りのある痰が出て
のどが痞える症状です。
呼吸器系の粘膜の炎症を鎮め
黄色い痰を取り除く
清熱化痰剤を用います。
●腎陽虚の痞え
冷え性が強く、新陳代謝が悪く、
手足が冷たく、トイレが近い、
朝が辛い、午前中は動きたくない。
基礎代謝を上げて 身体全体を温めて
働きを活発にします。
温陽補腎剤を用います。
●腎陰虚の痞え
咽の渇き、口の渇き、ドライアイ、
肌荒れや乾燥、髪の艶がなく乾燥、
皮膚粘膜に潤いが無くなり、
細胞に潤いが無くなり、痞えを感じます。
細胞に潤いを与え、
粘膜を守る粘液を作り出す
滋陰補腎剤を用います。
●気滞の痞え
不安、心配、
気持ちの落ち込み、などが
心の奥底に、心の深部にたまって、
気の流れが滞り、
咽、頸椎、肩、肩甲骨の筋肉が固まり、
咽が締め付けられて、痞えを感じます。
気持ちを和らげ、気持ちを引き立てて
咽の痞えを改善する
安神健胃薬を用います。
●肝気鬱結の痞え
まじめで、几帳面で、完璧にお仕事をこなすタイプの方、
一生懸命に頑張るタイプの方、
ひたむきにお仕事を追求するタイプの方は、
ストレスがいつの間にか溜まり、
不安、怒り、気持ちの高ぶり、イライラ、心配が
心の奥底に溜まり
自律神経の緊張が続き
肩の筋肉、首すしの筋肉、肩甲骨の筋肉が
ガチガチに固まり
筋肉の中の血管が収縮して
血流が悪くなり
首の周りの固い筋肉が
のど、食道、気管支、を締め付けます。
首の周りの筋肉の締め付けによって
のどの痞えがおこります。
自律神経の緊張を解きほぐして
首の周りの筋肉の緊張を和らげて
のどの痞えを取り除く
疏肝理気剤を用います。
●オ血の痞え
血流が悪く、肩こり、頭痛があり、
咽の痞えを感じます。
血流を改善する
活血剤を用います。
●漢方薬の紹介
●オリエンタルハーブティの紹介