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  酒さ様皮膚炎

酒さ様皮膚炎とは、

 お酒を飲んだ時に、鼻・頬・額などが赤くなるように

 常時、顔が赤くなる慢性の皮膚炎です。

 皮膚が薄くなり、ピリピリして、

 毛細血管が広がって、皮膚が赤くなる状態です。

 ストレス、飲酒、食生活、

 ステロイド軟膏などが原因と考えられています。

漢方では、皮膚が赤く炎症する状態を、

 熱、湿熱(しつねつ)、燥熱(そうねつ)、血熱(けつねつ)と言います。

 血流が悪い状態を、オ血(おけつ)と言います。

 酒さ様皮膚炎は、

 漢方で言う、「熱」と「オ血」が混じった状態です。

 炎症を鎮めるために

 清熱解毒剤を用います。

 赤い炎症とともに、

 皮膚に潤いがなく、皮膚が乾燥した

 燥熱(そうねつ)には、

 補陰剤を加えます。

 皮膚の炎症とともに、むくみや汁が出る

 湿熱(しつねつ)には、

 清熱利湿剤を用います。 

 赤みが強い血熱(けつねつ)には、

 清熱涼血剤を用います。

 毛細血管が拡張したオ血を改善するために

 活血剤(かっけつざい)を用います。 

酒さ様皮膚炎は、

 皮膚の炎症を悪化させる、

 お酒、日光、紫外線、スパイス、香辛料、カレー、

 トウガラシ、にんにく、

 焼肉、天ぷら、チョコレートなどを控え

 皮膚の炎症を鎮め、皮膚に潤いを与える

 緑の野菜、ヨーグルト、豆腐、豆乳、果物

 などを取ることが大切です。

  日焼け 日光性皮膚炎(リンク)

  アトピー性皮膚炎(リンク) 

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