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  漢方用語解説

参考 わかる中医学入門・邱紅梅著  

 

 気の作用

 1、推動作用(すいどうさよう)

   気は身体を動かすエネルギー物質です。

 2、温煦作用(おんくさよう)

   気は体の基礎代謝を高め身体を温めます。

 3、防衛作用(ぼうえいさよう)

   気は免疫力を高め外邪から体を守ります。

 4、固摂作用(こせつさよう)

   気は過剰な発汗、出血を抑え、

   内臓の位置を保ち、内臓下垂を防ぎます。

 5、気化作用(きかさよう)

   気は物を変化させます。

 6、栄養作用(えいようさよう)

   気は体に栄養を与えます。

 気の種類

  1、元気(げんき)

    元気は、各々の臓腑の働きを助け、

    その働きを高めます。

    元気は、生命力の源で、

    不足すると臓腑の働きが低下します。

  2、宗気(そうき)

    宗気は、肺から吸収される酸素から作られ、

    肺とともに発声、呼吸を主ります。

    宗気は、心とともに血の循環を促します。

  3、営気(えいき)

    営気は、全身に栄養を流します。

  4、衛気(えき)

    衛気は、免疫力を高め、体表を保護し、

    外邪の侵入をふせぎます。

    衛気は、発汗を調節します。

  5、臓腑の気

    臓腑の働きをつかさどります。

  6、経絡の気

    経絡中の血、津液、営気の関係を整えます。

 気虚(ききょ)

 1、推動作用の低下

   基礎代謝が低下して、

   倦怠感、疲れやすい、なまあくび、動悸、息切れ

   などの症状があります。

 2、温煦作用の低下

   基礎代謝が低下して、

   身体を温めることができなくなって、

   顔色が青白い、手足の冷え、寒がる、

   などが現れます。

 3、防御作用の低下

   免疫力が低下して

   風邪をひきやすい、病気にかかりやすい。

 4、固摂作用の低下

   引き締める作用が低下して、

   下痢しやすい、胃下垂、内臓下垂、脱肛、汗をかきやすい(自汗)

   尿漏らす、不正出血、生理がだらだら続く、鼻血、皮下出血

   などが現れます。

 5、気化作用の低下

   水分の代謝が低下して、

   汗が出ない、尿が出ない、むくみ

   などが現れます。

 6、営養作用の低下

   全身に栄養が届かないため

   痩せる、疲れやすい、

   などが現れます。

 気滞(きたい)

 ストレスが溜まり、緊張が強くなり、

 自律神経の交感神経が優位に働き、

 身体が固まり

 肩こりや、胃腸の働きの停滞などして

 気の運行がとどまります。

 スジや筋肉が硬く収縮して 

 患部に張りがあり、

 胃腸にガスが溜まり

 げっぷやオナラが多くなります。

 気滞血オ(きたいけつお)

 イライラ、ストレス、緊張、

 怒り、悲しみ、驚き、恐れ、憂い、不安、

 などによって、気の流れが停滞して

 身体が固まり、筋肉が硬くなり

 肩こり 肩甲骨の凝りが慢性になると

 筋肉の中の血管が収縮して

 血流が悪くなり

 新しい栄養を持った血液が

 身体の隅々に届かなくなり、

 臓腑の働きが低下します。

 気陰両虚(きいんりょうきょ)

 気虚と陰虚の両方の症状を併せ持つ状態です。

 気虚体質(エネルギー不足)

   やる気が出ない、疲れやすい、風邪をひきやすい、

   汗かきで動くとすぐ汗をかく、声に力が無い、声が細い、

   めまい、動悸、息切れ、胃がもたれる、むくみやすい、

   肌に弾力がない、肌の抵抗力が弱い

 陰虚体質(潤い不足)

   顔や手足がほてる、口やのどが渇く、唇や目が乾燥しやすい、

   寝汗をかきやすい、眠りが浅い、よく夢を見る、

   髪の毛に艶が無くパサパサしている、乾燥肌でしわが出来やすい、

   空咳をする、尿量が少なく黄色い、便秘気味、

   舌の色が赤く苔が少ない

 気虚体質と陰虚体質を兼ね備えた状態です。 

 

 血の作用

  1、営養作用

    血は、各器官を栄養します。    

  2、滋潤作用

    血は各器官に潤いを与えます。   

  3、神志の物質的基礎

    血は精神活動の栄養物質です。   

  4、血は精に転化する

    血の一部は気の気化作用によって、精に転化します。

    血の不足は、精の不足につながります。

 血虚(けっきょ)

 1、営養作用の低下します。

   血色不良の顔、疲れやすい、めまい、立ちくらみ、

   手足のしびれ、知覚麻痺、唇や爪の色が薄い、

   月経周期が遅れる、月経周期が短い、月経量が少ない、

   無月経、不妊、流産しやすい

   などの症状が現れます。

 2、滋潤作用の低下します。

   皮膚がサラサラする、かゆみ、口が渇く、

   コロコロウサギの便、フケが多い、脱毛、髪に艶がない。

 3、精神状態に乱れがあります。

   不眠、眠りが浅い、良く夢を見る、不安感

 オ血(おけつ)

 血液の流れが停滞しる状態です。

 刺されるような痛み、絞られるような痛み、固定痛、

 目の周りの黒ずみ、口・唇の暗紫色、顔・皮膚の色素沈着、

 青あざがよくできる、サメ肌、

 月経痛、月経血に固まりが混じる、舌質暗紅。

 血熱(けつねつ)

 炎症して熱を持った状態です。

 月経周期が早まり、鮮紅色の粘りがある、

 鼻血、血尿、血便、不正出血がある、

 にきび、吹き出物が赤く化膿しやすい。

 津液(しんえき)

 津液の作用

 1、津液は、皮毛、五官(目、口、鼻、耳、舌)、咽に

   潤いを与える。

   細胞に潤いを与えて、細胞の壊れるのを防ぎます。

 2、津液は、関節、靭帯、筋肉に潤いを与える。

   不足すると、関節が引きつる、痙攣する。

 3、津液の一部は、気の気化作用により血に転化する。

   不足すると、血の不足を導く。

 津液不足(しんえきふそく)

 唇、口、のどの乾燥、鼻の渇き、ドライアイ、皮膚の乾燥、

 ウサギの便・コロコロ便、脱水症状。

 陰虚(いんきょ)

 顔面紅潮、手足や顔のほてり、寝汗、のぼせ、

 口・のどの渇き、不眠、めまい、尿が少ない、尿が黄色、

 便が硬い、微熱(夕方〜夜間)。

 痰飲(たんいん)

 痰が多い、気管支がゴロゴロ鳴る、胸苦しい、

 手足が重だるい、回転性のめまい、メニエール、

 吐き気、頑固なしびれ、重苦しい痛み、

 精神・意識障害。 

 精(せい)・腎精(じんせい)

 精・腎精の作用

 1、精は、性機能、生殖機能を維持する

   精は、性行為、妊娠、出産

   などの性機能や生殖機能を維持します。

   腎精は、生命の源です。

 2、精は、成長、発育を促進する

   精は、成長、発育、を促進する働きがあります。

   精が不足すると、発育不全、成長が遅い

   などの症状が現れます。

 3、精は、血に転化する

   精の一部は、気の気化作用で血に転化します。

   腎精が不足すると、血も不足します。

 4、精は抵抗力を強める

   精は、身体の抵抗力を高めます。

   腎精が不足すると、抵抗力が低下し、

   外邪が侵入しやすくなり、

   病気が長引く などの症状が現れます。

 腎虚(じんきょ)・腎気虚(じんききょ)

  腎気が不足した状態です。

  生命力が低下した、免疫力が低下した状態です。

  老化の状態です。

  女性は、35歳から、 男性は、40歳から

  老化が始まります。

  症状:

  動作が緩慢、健忘、聴力低下、耳鳴り、めまい、

  夜間多尿、足腰が重だるい、からだがだるい、

  疲れやすい、疲労回復が遅い、発育が遅い、

  不妊症、無月経、無排卵、更年期障害、 

  良くころぶ、腰が曲がる、髪が抜ける。

  腎虚に用いるのが補腎薬(リンク)です。

 腎陽虚(じんようきょ)

  腎気の温煦作用が低下した症状。

  腎虚の症状に虚寒症状が加わったもの。

  腎虚の症状に加えて

  顔色が青白い、寒がり、足腰が冷える、

  尿が透明、明け方に軟便。

 腎陰虚(じんいんきょ)

  腎の陰液が不足して現れる症状。

  腎虚の症状に、虚熱症状が加わったもの。

  症状:

  腎虚の症状に加えて

  手足のほてり、寝汗、口が渇く、熟睡できない、

  微熱、皮膚粘膜の乾燥。

 腎気不固(じんきふこ)

  腎気の固摂作用が低下した症状。

  症状:

  腎虚の症状に加えて

  遺精、早漏、サラサラのおりもの、早産、流産、

  頻尿、多尿、尿失禁、便が緩い。

 腎精不足(じんせいふそく)

  成長・発育・生殖を主る腎精が不足する状態。

  症状:

  腎虚の症状に加えて

  性欲がわかない、インポテンツ、不妊症、無月経、

  閉経が早い。 

 五行説(ごぎょうせつ)・五行学説

 人間は、青い地球の中に

 緑の自然の中に生かされています。

 自然の現象には、運行・摂理があります。

 自然の現象を、五つに分けて考える五行説があります。

五行  五臓  五腑  五主 五竅  五情  五色  五季  五味  五液 
木  肝  胆  筋  目  怒  青     
火  心  小腸  血  舌  喜     
土  脾  胃  肌肉  口  思  黄  長夏     
金  肺  大腸  皮  鼻  悲  秋     
水  腎  膀胱  耳  驚  黒  冬     

                

 肝・肝の生理

  五行説の肝の働き

  1、肝は、新陳代謝のコントロールをします。

 2、肝は、血液の蔵血や血液量の調節をつかさどります。

 3、肝は、筋腱、筋膜、靭帯、爪、目の機能を調節します。

 4、肝は、諸器官の調節をします。

 5、肝は、自律神経を調節します。

 6、肝(表)と胆(裏)は、表裏の関係にあり、

   胆汁の分泌を調節します。

 肝の失調によって次の症状を呈します。

 〇イライラし怒りやすい。

 〇寝つきが悪く、眠りが浅い。

 〇目の疲れ、目の充血、

   目のかすみ、目の痛み、目の乾きがある。

 〇筋肉のこわばり、引きつり、痙攣がある。

 〇爪がもろく割れやすく、爪に凹凸がある。

 〇脇腹や胸の周辺が張って苦しい。

 〇顔色が青じろい。

 〇食欲にむらがあり、便秘と下痢を繰り返す。

 〇神経性の胃腸炎がある。

 〇月経不順、月経前にイライラ、肩こり、胸の張りがある。

 肝は疏泄(そせつ)を主る

 肝とは、自律神経を含み、全身の気を巡らせ、

 精神状態を安定させます。

肝は血を蔵す

 肝は、血の貯蔵庫で、補給して調節します。

肝は筋をつかさどって、目に開竅し、

 その華は爪にあり、爪は筋の余り。 

 肝は筋を主る

 肝は、筋、腱に栄養を与え筋肉を維持します。

 肝は目に開竅(かいきょう)する

 肝は、目に栄養を与えて目の働きを維持します。

 肝の病気は、目に現れます。

 肝を補うことによって、目の疲れ、充血、かすみ、

 を改善します。

 杞菊地黄丸は、肝と腎を補い、

 補中丸は、肝血を補います。 

 肝の華は、爪にある

   爪は筋の余り

 肝に栄養が不足した肝血虚・肝血不足になると、

 肝の主る筋に栄養が届かなくなって、足がつり、

 足が痙攣します。 

 爪は筋の余り、筋の延長といわれ

 筋の余った栄養が爪に届くと考えられ、

 足が痙攣しやすい肝血不足になると、

 爪に栄養が届かず、

 爪が薄くなり、もろくなり、爪が割れやすくなります。 

 肝気鬱結(かんきうっけつ)

 肝の疏泄作用が失調して現れる症状。

 1、イライラ、悶々とした感情、よくため息をつく、

   胸脇部のつまり感、感情の規制が出来ない、

   人の意見に反発したい感情。

 2、月経前に症状が悪化、月経前の乳房の張り、

   月経痛(張った痛み)、月経不順。

 肝鬱化火(かんうつかか)

 ストレス、不安、悲しみ、驚き、恐れ、

 などの自律神経の緊張によって

 肝に熱がこもり、火になって燃えます。

 肝火上炎(かんかじょうえん)

 肝気鬱結が長期化、急激なストレスに現れる証。

 爆発的な怒り、激しい頭痛、突発性難聴、目が赤い、

 口が苦い、じっとしていられない、イライラで眠れない、

 小便が濃い、便が硬い、

 精神的ストレスで悪化する。

 肝血虚(かんけっきょ)

 肝の血が不足して現れる証。

 目の疲れ、目のかすみ、目の渇き、視力が落ちる、

 こむら返り、耳鳴り、めまい、たちくらみ、

 夢を良く見る、爪や唇の色が薄い、月経が遅い。 

 女子は、肝を以って先天となし 

 女性は、肝の自律神経の働きに影響を受けます。

 ストレス・緊張によって

 自律神経の働きが乱れ

 月経が、早まったり、遅れたり、月経が止まったり、

 月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)

 などの症状が現れます。

 女子は、血を以って本となす

 女性は生理が28日周期であるために、

 28日周期で、子宮内膜の細胞がはがれて

 月経として排出されるために

 常に血が足りない、

 血虚の状態にあると言えます。 

心は血脈を主る

 心は血を全身に循環させます。

 心は神明(しんめい)を主る

 心は、思考、意識、決断などの精神の働きを統括します。

心は舌に開竅(かいきょう)する

 心は、舌の働きを維持します。

 心気虚(しんききょ)

 動くとすぐに動悸・息切れ、休むと楽になる。

 胸の痛み、顔色が青白い、疲れやすい、声が小さい。

 心血虚(しんけっきょ)

 心血の不足による証。

 動悸、不眠、夢を良く見る、健忘、不安感、

 驚きやすい、顔に艶がない、めまい、爪や唇の色が薄い

 月経少量。

 心陰虚(しんいんきょ)

 心の陰液が不足して現れる証。

 動悸、不眠、夢を良く見る、健忘、不安感、

 驚きやすい、顔に艶がない、めない、

 手足のほてり、のどの渇き、寝汗、じっとしていられない、 

 微熱(午後〜夜間) 

 汗は心の液 汗は心液

 心の五液は汗になります。

 沢山の汗をかいて、

 身体の潤いが不足して、陰虚になると

 心の気が弱って、気虚になり

 心の気陰両虚になり、

 動悸、息切れ、疲れ、だるさ

 狭心症、心筋梗塞 が現れます。

脾は、運化を主る

 脾は、食べ物の消化吸収をつかさどります。

脾は、血を統す

 脾は、血管から血液が漏れないように働いています。

 脾の働きが、失調すると皮下出血、不正出血、鼻血などの

 出血がおこります。

脾は昇堤(しょうてい)を主る

 脾は、臓腑や器官を定位置に維持します。

 脾が失調すると内臓下垂、脱肛、胃下垂になります。

脾は口に開竅(かいきょう)する

 脾の病変は、口に現れます。

脾は後天の本 気血生化の源

 脾によって、水穀の精微物質より気血を作り出し、

 腎精を精製する基になります。

 脾気虚(ひききょ)

 脾の気が不足して現れる症状。

 症状:

 つかれやすい、食欲がない、食が細い、食後眠い、

 食後胃がもたれやすい、便が柔らかい、下痢しやすい、

 顔や肌の色がくすんだ黄色、むくみやすい。

 中気下陥(ちゅうきげかん)

 脾気の昇堤作用が低下して、下垂症状が現れます。

 症状:

 下腹部の下垂感、慢性の下痢、脱肛、

 胃下垂、子宮下垂、内臓下垂、めまい、立ちくらみ、

 疲れやすい、便がゆるい、下痢しやすい。

 脾不統血(ひふとうけつ)

 脾の固摂作用が低下して、

 出血症状が顕著に表れる。

 症状:

 月経過多、不正出血、青あざ、皮下出血、血便、

 血尿、疲れやすい、食欲がない、食が細い、

 食後眠い、食後胃がもたたれやすい、便がゆるい、

 下痢しやすい。

 脾陽虚(ひようきょ)

 脾気の温煦作用が低下して現れます。

 症状:

 お腹が冷える、冷たいものを食べるとすぐに下痢をする、

 むくみ、尿が薄く多い、

 疲れやすい、食欲がない、食が細い、食後眠い、

 胃もたれ、便がゆるい。

 胃陰虚(いいんきょ)

 胃の陰液が不足して現れます。

 症状:

 空腹でも食べたくない、食べるとすぐ膨満感がある、

 胸やけ、灼熱感、ただれ、便秘、コロコロ便。

 胃熱(いねつ)

 胃に熱邪が停滞して、

 胃の働きが異常に亢進して起こります。

 症状:

 胸やけ、上腹部の灼痛、すぐにお腹がすく、食欲旺盛、

 口臭、冷たいものをほしがる、便が硬い、便秘、

 歯ぐきの腫れや出血、尿が濃い。    

 脾虚生痰(ひきょせいたん) 

 脾の働きが弱り、

 脾の運化昇清が出来ず、

 津液を運べなくなり、

 湿がたまり、身体に害を与える痰が生じます。 

肺は、気を主る

 肺は、全身の気を調節します。

肺は、宣発(せんぱつ) 粛降(しゅくこう)を主る

 宣発とは、気を上方に全身に送ります。

 粛降とは、清気の吸入、

 老廃物の排泄、気を下の臓腑に運びます。

肺は、水道を通調する

 肺は、水液の代謝をします。

肺は、皮毛に合す

 皮毛とは、身体の表面の皮膚、汗腺、うぶ毛、などを言い

 皮毛によって、外邪の侵入を防ぎます。

肺は、鼻に開竅(かいきょう)する

 肺は、鼻によって清気と濁気の交換をしています。

 腎は、精を蔵し、成長・発育・生殖を主る

 精とは、生命の根本をなすもので、腎に蓄えられています。

 腎精が、成長・発育・生殖を主り、

 腎が衰えると、老化が始まります。

腎は、水を主る

 腎は、肺・脾とともに水分の代謝を行います。

腎は、納気を主る

 腎は、吸気を主り、清気を貯えます。

 腎は、骨を主り、髄を生じ、脳に通ず

 腎は、骨を作り出し、

 骨髄の働きを助けて、新しい血液を作り出し、

 脳に栄養を流します。

 老化して、腎虚になると

 骨がもろく骨粗鬆症になり、歯が弱くなり、

 記憶力が弱くなります。 

腎は、二陰に開竅する

 腎は、前陰(生殖器)と後陰(肛門)の働きにかかわっています。

 老化して、腎虚になると

 生殖能力が減退し、

 肛門の収縮力が弱り、お漏らしをします。

久病は腎に及ぶ

 病気が進むと、腎に影響が及び治りにくくなります。

 慢性病には、腎虚の症状が潜んでいます。

腰は腎の腑 腰は経絡の腑

 腰は腎が司っていて、腰は腎と関係があります。

 老化や慢性病になり腎虚になると、

 腰痛酸軟(ようつうさんなん)と言って、

 足腰がだるく痛みます。

腎陽は命門の火

 腎陽は、身体の新陳代謝を活発にして

 新しい細胞を作り出し、

 身体を温めて、体全体の働きを生き生きとさせ

 命門の火と呼ばれます。

 

 

 

●脳は髄の海

 

 腎は骨を司り、髄を生じ、脳に通ず

 とあります。

 老化して、腎虚になると

 髄の働きが弱り、脳に栄養が届かず、

 脳の働きが弱り、記憶力が衰えます。

 

 

●腎は生殖の本

 腎は、生殖を主り、

 老化して腎虚になると、

 腎に蓄えられている精が消耗して

 腎精不足になり、生殖能力が衰えます。

 

 ●六淫(りくいん)

 自然現象の中に現れる気を、

 風・寒・湿・暑・湿・燥・熱 を、六気と言います。

 六気が、病気の原因になり

 風邪、寒邪、湿邪、暑邪、湿邪、燥邪、熱邪 の

 六淫になります。

 

 ●七情(しちじょう)

 七情とは、

 喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七つの感情を指します。

 喜は喜び、怒は怒り、憂は憂い、

 思は思い悩み、悲は悲しみ、

 恐は恐れ、驚は驚きを言います。

 人間の生活は、

 七情が、織り交ぜて営まれています。

 しかし、強いショックを受けたり

 長期間にわたり、ストレスを受け続けると、

 感情の生理的な限界を超え

 気血の流れや臓腑の働きが乱れ

 病気を発症します。

 これを内傷七情(ないしょうしちじょう)と言います。 

 

 

 ●酸甘生津(さんかんせいしん) 

   酸甘化陰(さんかんかいん)

 酸っぱい食べ物、酸っぱい味のする生薬(五味子・芍薬など) と

 甘い食べ物、甘い味のする生薬(麦門冬・甘草など)

 を合わせると甘酸っぱい味になり

 甘酸っぱい味の食べ物、生薬は、 

 身体に潤いを与える津液を作り出します。

 

 ●不通則痛(ふつうそくつう)

 「通じざれば則ち痛む」

 血流が悪くなり、オ血になると

 骨、筋肉、筋、靭帯、

 内臓、身体のすべての器官に

 新しい血液が届か無くなると

 痛み、シビレを感じます。

 

 ●不栄則痛(ふえいそくつう) 

 貧血気味の血虚状態、

 細胞に潤いが不足する陰虚状態になり

 血・津液・陰液が不足すると

 血虚・津液不足・陰虚になると

 痛みやシビレを感じます。

 身体の組織に栄養が不足すると

 痛みやシビレを感じます。 

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